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制度概要 |
特徴 |
中小企業
適合度合 |
定 額 制 |
勤続年数に応じて支給額を決める方法で、メンテナンスは非常に簡単である。
例:勤続30年で600万円など |
会社に対する貢献度が反映されず、社員のやる気アップにつながりにくい。 |
○ |
ポ
イ ン ト 制 |
勤続年数による「勤続ポイント」と資格級などによる「資格ポイント」により計算する。
例: |
勤続10年→200ポイント係長5年→50ポイント
計250ポイント→250万円 |
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勤続年数だけでなく資格も退職金に反映されるため社員のやる気アップにつながるが、正確な管理が必要になる。
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○ |
基本給連動型 |
定年時の基本給に勤続年数による係数を乗じることにより計算する。
例: |
基本給28万円 勤続30年
28万×係数37.5
=10,500,000円 |
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多くの企業が取り入れている制度であるが、貢献度が反映されない、基本給の高騰により退職金の額も大幅に増加するなどの問題点がある。 |
○ |
確定拠出年金
(企業型) |
2001年10月施行
会社が掛け金を拠出し社員が運用の指図をする。 |
会社にとっては追加拠出のリスクがないが、運用の責任は社員が負うことになる。60歳以前の引き出しはできない。 |
△ |
確定給付
企業年金 |
2002年4月施行
将来の給付額をあらかじめ定め、必要な掛け金を拠出する。 |
社員にとっては給付が安定しており、老後の生活設計が立てやすいが、会社は追加拠出などのリスクを負う可能性もある。 |
× |
キャッシュ
バランスプラン |
確定給付と確定拠出両方の特徴をもち、一定額は保護するが、加算部分は運用によって変動する。 |
確定拠出と比較すると給付が安定し、また会社がリスクを負う可能性も少ない。 |
△ |